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自分に合う修理工場を探す!~ファクトリーレポート2021~ Vol.07

整備工場選びは、メーカー、車種についての深い知識と高い技術を持つことがポイントですが、何より自分に合う修理工場を見つけることが重要です。ここでは、修理工場検索サイトであるマイ・スターネットワークに登録されている修理工場を紹介していきます。VOL.07は三重県にある老舗の整備工場、三協自動車工業です。

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有名な松阪牛のみならず、昨今はリーズナブルで美味しい焼き鳥も人気となっている三重県松阪市。この地で昭和43年から欧州車ディーラーを営み、現在は全ての輸入車に対応した輸入車専門の整備工場と車両販売を行なっているのが三協自動車工業だ。
数年前までボルボの正規ディーラーでもあったため、ボルボを得意としていることは言うに及ばず。ならばドイツ車を始めとしたその他のクルマの整備はどうなのかといえば、ここには経験豊富なメカニックがおり、彼らはあらゆる整備工場を渡り歩いてきた腕利き集団。メルセデスを始めとしたドイツ車ディーラーでのメカニック経験も持っている。それゆえ、あらゆる輸入車の整備が可能となっているのだ。
その経験値は、ATF交換の作業方法からも見て取れる。トルコンに加えCVTやDCTなど、全てのATに対応するATFを揃えている。ついでに話せば、三協自動車工業のATFはフックスを中心に揃えているが、エンジンオイルは多くの輸入車に対応するということでメカニックが選んだSUNOCOブランドを主軸に、多くのオイルを取り揃えている。
ATFの交換方法はATの状態を診て最適なものをチョイスする。規定量を全て交換することもあれば、半分だけ交換する手法、さらにはオイルパンを外してバルブボディや既存のフルードを入念に確認するなどだ。ATの状態に合わせた最適なATFの交換方法を知っているという事実こそ、安心してATF交換およびATのメンテナンスを任せることができる条件と言っても過言ではない。またATの修理もリビルトや中古など、予算に合った手法が選択できることもユーザーには嬉しいポイントだ。

一般的なディーラー整備工場よりも設備は充実している。リフトアップの必要がなく、短時間で計測と調整が可能な4輪アライメントテスター、年間1万円弱で預かりサービスを行なっているタイヤは、チェンジャーマシンも備えるため自社で交換が可能。
コンピュータ診断はオンラインのも含めて数種類を用意し、車種と症状に適したものを使用する。ATF交換は個体に合った数種類の手法から選択し、最善の交換方法を選択する。エンジンやATの載せ替えなどの重整備も得意としている。

さらに弱点を補強する修理を可能にしていることも、三協自動車工業の特長のひとつ。例えば、純正では冷却不足に陥る冷却系を、大きな電動ファンに交換して安定した水温を維持するような修理。ディーラーでは不可能なこのような加工修理も得意としており、それはメカニックの経験が豊富にあることに加えて、ボール盤やグラインダーなどの工作機械が揃っているからこそ実現できるものなのだ。
創業50年以上という三協自動車工業の歴史は、ユーザーの気持ちを理解しながら正しい整備を行なってきた歴史でもある。派手さはないが、やるべきことをきっちりやってくれる、実に真面目な整備工場なのだ。

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ドイツ車はもちろん、ボルボの整備も得意としている。新車から240などの古いモデルまで幅広く対応してくれる。

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