ドイツ車の快適に楽しむためには頼れる修理工場を探しておくことが大事。
ここでは整備工場検索サイトであるマイ・スターネットワークに登録されているファクトリーを紹介しながら、その特徴を解説します。
今回は東京都にある輸入車背門整備工場バイブリンゲンです。
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目次
クルマ好きに愛される老舗ファクトリー
東京都江東区にあるバイブリンゲンは創業35年の老舗ファクトリー。これだけ長くファンに愛されているのには理由がある。そのひとつが、創業当初からブレない整備への姿勢。直せるものなら分解してでも直す、部品が無いなら作るといった昔ながらの整備を実践してきたことだ。今ではコンピュータ診断機を使った整備が当たり前の時代になった。けれども、トラブルの原因を追求しユーザーの「どうにかならないか?」という声に耳を傾け、研究を続けることで画期的な対策パーツの開発や分解修理を可能にしてきた。
メルセデス・ベンツのコマンドコントローラーの対策シャフトやステアリングアングルセンサーを分解して直す方法など、他の修理工場ではやらないようなことも積極的に取り組んでいる。それに代表の伊藤氏は大のクルマ好き。常にユーザー側に立って整備プランを立ててくれるから、納得して任せることができる。
バイブリンゲンはドイツ車専門というわけではなく、輸入車全般を扱っている修理工場。イマドキの高年式モデルが中心と思いきや、クラシックやヤングクラシック世代のクルマが入庫していたり、取材時にはR107型メルセデス・ベンツSLクラスのレストアをスタートさせているなど、旧車にも強いお店。パーツの入手についても世界中を探し、往年の名車を世に送り出す。
このように旧車には旧車の良さ、高年式には高年式の良さをフラットに感じさせてくれる。そういった姿勢もファンに愛されている理由になっているのだろう
。
バイブリンゲンの魅力はココ! 「飽くなき探究心で多くのドイツ車を救っている」
○輸入車なら車種・年式を問わず歓迎! 希少車の整備にも強い!
バイブリンゲンには多彩な輸入車が入庫してくる。その中心にいるのがドイツ車で、メーカー、年式問わず対応してくれる。それができるのもメカニックの豊富な知識と技術に加え、コンピュータ診断機などの設備が整っているからだ。生産台数が少なく情報が少ない希少車でも対応できるスキルを持っている。
○独自の対策パーツを開発! 分解修理で費用も抑えられる
メルセデス・ベンツに採用されているコマンドコントローラーに、対策品のシャフトを独自にリリースしている。ここは樹脂製のシャフトが割れるというトラブルが頻発しているのだが、同社ではオリジナルの金属製対策シャフトに交換。通常ではASSY交換となるが、これによりトラブルはほぼ再発しないという。費用も抑えられる。
○最近のトラブル傾向にも対応
へッドライトに水分が侵入してしまうというトラブル。近年のメルセデス・ベンツに多い事例なのだが、その原因はLEDユニットに備わるドライパックの劣化。いわゆる除湿剤がユニット内に装着されており、一定期間が経過すると水分を吸い切れなくなり、逆にはきだしてしまうという。それが原因で高価なLEDユニットがダメになってしまうのだ。純正部品としてドライパックが用意されているのは驚き。
バイブリンゲンで聞いたメンテナンスのアドバイス
バイブリンゲンではバッテリーメーカーであるVARTAの正規販売店になっている。聞くところによると同じVARTAでも複数の生産地があるのだが、同店ではドイツ製にこだわっているのがポイント。バッテリーは電力を蓄えておくという重要な役割を担っているパーツ。近年では電子制御が高度になりセンサーなどを用いた安全装備も増えてきている。当然バッテリーへの負担も大きくなるので定期的な点検、交換が重要になってくる。また、電力を生み出すオルタネータも合わせてチェックしておくと信頼性は格段に向上する。
所在地:東京都江東区新木場1-8-20
TEL:03-3522-0771
https://waiblingen.co.jp/
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