ドイツ車の快適に楽しむためには頼れる修理工場を探しておくことが大事。
ここでは整備工場検索サイトであるマイ・スターネットワークに登録されているファクトリーを紹介しながら、その特徴を解説します。
今回は大阪府にあるエアフォルシェです。
輸入車メンテナンスが得意な工場に直接相談
▶お近くの整備工場検索はこちら
目次
ユーザーの要望にベストを尽くす!
大阪府岸和田市に店舗を構える欧州車専門テクニカルセンターERFORCHE(エアフォルシェ)。ドイツ語で「追究」を意味し、文字通りユーザーの要望に対して、ベストな提案ができるように常に追究心を持つというのが店名の由来だ。例えば100馬力以上アップを求めるユーザーが、どんなシチュエーションを軸に検討しているのかを吟味。アクセルペダルを軽く踏んだだけで、従来以上の走りを実現させることで結果として燃費の向上や各部への負担を軽減するなど、単純なパフォーマンスアップだけに留まらず、「ユーザーが何を求めているか」に対して然るべき作業を行なっている。
撮影時に入庫していた1969年式のポルシェ911Eは、オーナーから「1年かかっても構わないからパリッと仕上げて欲しい!」と依頼を受けた車両。塗装の状態やインテリアからも大切に乗られているのが伝わってくる極上車両ではあるが、経年劣化によるオイル滲みや漏れは防ぎようのない症状。これらを隅々までチェックして、要望通りパリッと仕上げる作業依頼も多いとのこと。高年式の欧州車が入庫しているイメージがある同店だが、半世紀以上前のモデルが入庫することも多く、つい先日は1980年代のVWヴァナゴンも入庫していたという。各種テスターを完備して作業を進める高年式に対して、クラシックやネオクラシックモデルは経験や知識、そして技術力も求められる。エアフォルシェは最新の設備環境と熟練メカニックが揃っており、多くのファンが“駆け込み寺”として重宝しているのも頷ける。
エアフォルシェの魅力はココ! 「スーパーカーからクラシックカーまで幅広く対応」
○オイルクーラーからのオイル漏れをキッカケに重整備を開始
あるユーザーが一生モノの愛車として手に入れた1969年式ポルシェ911E。オーナーさんが初めての車検時に、気になる所をパリッと直して仕上げて欲しいと依頼を受けたエアフォルシェ。過去にも重整備履歴はあるものの、その後7,8年は経過しており大切に扱っていても経年劣化だけは避けては通れない。追加作業でヒューズの総入れ替えや、シフトリング、ブッシュ類の交換などを施し、時間をかけて仕上げていく予定だ。
○車両を持ち込まなくてもチューニング可能
車種や年式にもよるが、エアフォルシェではコンピュータを取り外して郵送すれば、コンピューターチューニングを施して送り返す作業も行なっている。ちなみに写真のAMGは90馬力UPのチューニングを施している。予めレース仕様でマフラーを交換しているなどの情報を共有できていれば、独自のチューニングにも対応してくれる。
○マクラーレンにモジュールを取り付けて100馬力以上アップ!
コンピュータチューニングのみならず、各部センサーにモジュールを取り付けて100馬力以上アップを実現させるといった作業も得意。これを施工したユーザーによると、アクセルを軽く踏むだけで、期待以上の加速が得られるようになって、結果として燃費も向上したとのこと。ECUチューニングのノウハウも持つ同店ならではと言える。
エアフォルシェで聞いたメンテナンスのアドバイス
「時間がかかってもいいからきっちり仕上げて欲しいとご依頼いただくパターンもあれば、様子を見ながら、致命傷となる箇所だけを重点的に整備しつつ、乗りながら徐々に仕上げていくことを望むユーザーさんもいます。また、程度の良い中古部品(※自社で吟味したモノに限る)があれば、リーズナブルに修理したいという要望もあります。こうした多種多様なニーズに合わせて、個別にベストを尽くすことがエアフォルシェの追究心です。高年式モデルは電気系の故障が多いので定期的なコンピュータ診断、クラシックやネオクラシックはプロによる点検を欠かさないことが重要ですね」
所在地:大阪府岸和田市箕土路町1-2-5
TEL:072-440-0012
https://erforsche.com/
輸入車メンテナンスが得意な工場に直接相談
▶お近くの整備工場検索はこちら