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維持費を抑えるためのアレコレ~メンテナンスパーツの基本講座~

メンテナンスに使用する部品はディーラーで取り扱っている純正パーツ以外にも、OEMやその他の社外パーツなどが流通している。つまり、同じ部品でもいくつかのチョイスがあるということ。それぞれの部品のメリットやデメリットを知っておくことは、クルマの維持費を抑えるのにとても役に立つ。

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目次

メンテナンスに使用する部品は純正パーツだけでなく、それ以外の部品も流通している。それらはOEMパーツや社外パーツと呼ばれているが、その違いを知っておくと、クルマの維持費を抑えるためのポイントになる。少しでもドイツ車を安く維持していきたいと考えるなら、部品の知識はとても重要だといえる。
まず純正パーツはメーカーが品質を保証している新品パーツのことで、国内のディーラーが扱っているもの。さらに海外のディーラーから直輸入された純正部品もある。どちらも自動車メーカーの厳しい基準をクリアした部品であり、保証が付くのが大きなメリットだが、部品代は定価となり、ディスカウントされるケースは希である。
続いて、OEMパーツ。自動車を構成している部品は、その分野に強い企業がサプライヤーとして部品を提供している。ドイツ車で言えば、エンジンの制御パーツなど広範囲な部品を提供するボッシュや、サスペンション、ショックアブソーバーに強いビルシュタインなどが有名。これらのメーカーが独自の品質基準とパッケージで流通させているのがOEMパーツと呼ばれるものである。部品代は純正パーツよりもリーズナブルに設定されており、近年、こうしたOEMパーツが日本に多く流通。整備の現場でも当たり前に使用されるようになった。
純正パーツとの違いは品質基準が違うところだが、そもそもが純正パーツを提供しているメーカーのものなので純正と同等と考えていいだろう。メーカーとしての保証は付かないが、部品販売店によっては保証が付くケースがあるようだ。ただし、純正品のようにすべての部品を網羅しているわけではない。基本的には消耗品が中心であり、かつ交換頻度が高い部品が流通している。こうした純正パーツやOEMパーツ以外のものが社外パーツと呼ばれている。

ボッシュなど自動車メーカーに純正パーツを供給している部品メーカーが独自の基準とパッケージで流通させているのがOEMパーツ。ただし、純正パーツと同一ではない。

失敗しないメンテナンスパーツの選び方とは?

ドイツ車のメンテナンスにおいては中古パーツを使うケースも考えられる。これは文字通り、解体車や部品取り車などから部品を取り外して販売しているもの。中古パーツはコンディションが様々でその良し悪しを見極めることは難しいが、部品の流通が少ない古めのクルマや、補修を前提とした内外装部品を入手するための手段として覚えておきたい。価格は人気によって変動し、ニーズがあるパーツほど価格も高くなる。そのため、新品パーツに比べて寿命が短い中古パーツを選ぶ際は、コストと使用期間を考慮して選ぶ必要がある。
このように同じ部品でも様々なチョイスがあり、価格も異なるが、それによってドイツ車を気軽に楽しめるようになった。維持費を抑えられることで無理なくドイツ車を維持できるようになったことは、ユーザーにとって嬉しい。ただ、品質に問題があるパーツが流通しているなど、利便性が高まったがゆえのデメリットもある。見た目は同じ部品なので、価格差だけではその良し悪しを素人が判断することは難しい。
近年ではインターネットを活用して自分で部品を購入できるが、その際は信頼できるショップを見つけることが重要。保証の有無など気になることがあれば積極的に問い合わせてみるべき。また、自分で部品を購入する際に注意したいのが、メンテナンスを依頼する修理工場が部品の持ち込みに対応してくれるかどうかを必ず確認すること。さらに、工場によっては工賃が変わってくることもあるので確認が必要だ。
補修部品で失敗しないコツとしては、馴染みの修理工場のメカニックのアドバイスを聞くこと。たくさんのクルマに接しているプロだからこそ、部品の情報にも詳しい。「ここは純正品がいい」とか「ここならOEMでも大丈夫」といったアドバイスはこれまでの経験によるものなので、参考になることはとても多い。

今回のようなメンテナンスに関する詳しい修理方法はプロに聞くのが一番!

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OEMパーツやそれ以外の社外パーツは純正パーツのようにすべてパーツをラインナップしているわけではない。基本的な消耗品は揃えられるが、純正パーツしかないものもある。

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