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旧車のメンテナンスに欠かせない中古パーツの活用法と注意点【BMW】

どんなに整備予算が厳しくても最低減手を入れなければいけない部位がある場合、それを放置して走るのは絶対にNG。そこで活用したいのが中古パーツ。当然中古なのでトラブル再発のリスクはありますが、期間限定と割り切って今を乗り切るのもひとつの手段だと言えます。ここでは中古パーツを使用する際の注意点や活用法について解説します。

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インターネットでドイツ車の中古パーツを検索すると、これでもか、と思うくらいたくさんの部品が出てくる。インターネットでの購入は簡単ではあるが、素人が手を出しにくく、失敗のリスクも高い。そうならないための手段としては、普段お世話になっている修理工場を通じて必要な中古パーツを依頼してみること。修理工場では馴染みの解体屋などを知っているケースが多いので、ある程度信頼できる部品を入手できることが多い。
もうひとつ、DIY好きなら、一度は訪れてみたいと思うところがジャンクヤード=解体屋。中古パーツを安く購入できるだけでなく、入手困難なカスタマイズパーツが見つかることがあるなど、クルマ好きにとっては宝の山ともいえるところだ。
だが実際は、業者向けであることが一般的であるため、入りにくさを感じるところがほとんど。また、プライスタグなどは付いていないので、それぞれのパーツがいくらなのかも謎なことが多いし、自分でパーツを外して買うのかなど、その購入方法からして定かではないため、実際に解体屋へ足を踏み入れたことがあるという人は、実は少ないのではないだろうか。だが、解体屋によっては一般ユーザーでも受け入れてくれるところもあるので、そういった場所に足を運んでみるのも面白い。

エンジン回りの消耗品は純正品よりもリーズナブルなOEMや社外パーツがあるから新品を使うのがベストだが、新品が高額なパーツは中古を使うのも費用を抑えると いう意味ではひとつの手段。※写真はイメージ

中古パーツを使用するケースとしては、整備予算の関係のほか、古めのクルマでは部品の入手に時間がかかるものや新品が高額な場合だろう。中古パーツとして人気が高いのは、こういった高額パーツ。古めのメルセデスで言えばイグナイタやフューエルデスビなど、新品で購入したら数十万円もする部品である。また近年のドイツ車においてはヘッドライトがモジュール化されており、表面のレンズ部分が変色したり、パッキン等の劣化により雨水などが混入し曇ってしまったり、高価な電子ユニットを壊してしまうこともある。昔のドイツ車のヘッドライトは分解式で劣化してもレンズを交換できたり、ガラス製だったりして清掃などが可能だった。しかし、近年のドイツ車のヘッドライトは分解不可でライトをまるごと交換しなければならない。しかも片側だけで20万円以上するクルマもあるため、中古パーツを使って対処するケースは高年式モデルでも多いのである。
中古パーツの選び方としては価格的なメリットを感じなければ無理して購入しないで、予算を確保するまで待った方が得策だ。加えて、安いからという理由だけで中古パーツを使うのもリスクが高い。また、中古パーツは新品に比べれば非常にリーズナブルだが、人気の部品は中古だからといって激安というわけではないので注意。新品で入手できないようなレアな部品や新品が高額となるパーツは中古でも高値が付く場合もあるということは覚えておきたい。

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ATは高額整備のひとつだが、これがダメになった場合、新品交換、オーバーホール、中古品への載せ替えという3つの選択がある。※写真はイメージ

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