ドイツ車の快適に楽しむためには頼れる修理工場を探しておくことが大事。
ここでは整備工場検索サイトであるマイ・スターネットワークに登録されているファクトリーを紹介しながら、その特徴を解説します。
今回は千葉県にあるボッシュカーサービス店のTOWATECです。
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目次
豊富な経験を持つメカニックが在籍
ボッシュカーサービス店として地元のユーザーを中心に、多くのファンに愛されているのが、TOWATEC。年間約1200台の整備実績を誇っており、そこで得た知識や経験の蓄積が、日々の整備にも生かされている。
近年のドイツ車においては電子制御化が進み、故障診断機を持っていても、それを使いこなすメカニックの知識が必要になる。エラーコードが出た箇所が本当のトラブル原因ではないこともあり、それを見極めることがコストと時間の削減に繋がるのだ。TOWATECに在籍するメカニックはボッシュのトレーニングを受けているだけではなく、新型車や新技術が登場すればそのたびに勉強会などが行なわれる。つまり、常に最新の情報を得た上で、実際の整備を行なうから確実な診断と迅速な対応が可能になるのだ。
旧世代モデルについてはアナログな整備も得意。分解修理が可能な部位やリビルドパーツなども積極的に活用して、ユーザーの負担を軽減してくれる。近年トラブルが多いのが、VWやアウディのトランスミッション。DSGやSトロニックは分解修理で対応してくれるから嬉しい。こういった相談にも親身になった話を聞いてくれるので、メンテナンスのことで困ったことがあったら気軽に問い合わせてほしい。
また同社では中古車販売も行なっていて、ボッシュの認定中古車を取り扱っている。手厚い保証が付いた厳選した車両のみを販売している。現在はコロナ対策として完全予約制になっているので、電話連絡の上で訪れるようにしたい。
TOWATECの魅力はココ! 「デジタルからアナログまで様々なトラブルを熟知」
○フロアが水浸しになるBMWが増加中!
系のBMWで多く発生しているのが、フロア部分が水浸しになるというトラブル。原因はフロアに備わるメクラが劣化して、そこから雨水などが侵入してしまうのだ。解決方法としてはメクラの交換と水抜き穴やドレンのクリーニングが必要になる。最近ではゲリラ豪雨なども多いので、一度点検して早めに対策しておくことも重要だと言える。
○エアコンラインをリフレッシュして本来の性能を取り戻す
メルセデス・ベンツに採用されているコマンドコントローラーに、対策品のシャフトを独自にリリースしている。ここは樹脂製のシャフトが割れるというトラブルが頻発しているのだが、同社ではオリジナルの金属製対策シャフトに交換。通常ではASSY交換となるが、これによりトラブルはほぼ再発しないという。費用も抑えられる。
○直噴エンジンに多いインジェクターの不良
近年のBMWのエンジンは直噴タイプとなっているが、最近ではインジェクターの不良が増えているという。直噴エンジンはカーボンなどが溜まりやすくそれが原因でエンジン不調になったり、エンジンチェックなどの警告灯が点灯する。TOWATECでは、トラブルの原因であるインジェクターの交換で対処するが、カーボン等を溜まりにくくするためのガソリン添加剤もお勧めしている。トラブル予防にも効果的とのことだ。
TOWATECで聞いたメンテナンスのアドバイス
「最近、入庫が多いのはBMWとフォルクスワーゲンです。先に説明した通り、BMWではフロアが水浸しになるトラブルやインジェクターの不良が多いです。フォルクスワーゲンでは水漏れが多く、サーモスタットやウォーターポンプの不良は定番。これは今も昔も変わらないですね。逆に、足回りの整備というのが減ってきているように感じます。部品が丈夫になって作りが進化したことで劣化を感じにくくなっているのかもしれませんね。ただ確実に劣化は進行していくので異音や違和感があったら放置しないで早めに点検することをお勧めします。オイル管理も重要ですよ」
所在地:千葉県松戸市紙敷315-1
TEL:047-385-3300
https://www.towaauto-bcs.com/
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