クルマを構成するパーツには、実に様々な素材が用いられています。
その「素材」を知ることでわかる、効果的なインテリアケア方法の第2弾を紹介します。
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目次
ダッシュボード→クルマに乗らない時はサンシェードやカバーをかけて保管
ダッシュボードやインパネ回りは、クルマによっても様々な素材が使われている。代表的なものでは、ポリプロピレン樹脂やウレタンなど、またセンターパネルにはウッド合板やABS樹脂、アルミなども多く用いられる。まずビニールレザー張りや塗装仕上げの場合は、どちらも合成樹脂に対してのケアを考えてみよう。紫外線やオゾンに冒されて柔軟性が損なわれると裂けてしまうことがある。専用のシリコン系スプレーで保護被膜を作ったり、本革の場合は、基本は固く絞ったウエスで水拭きし、皮革保護用のケア剤を塗布するといいだろう。樹脂のダッシュボードやウッドパネルのクリアが割れたりするのは、紫外線による劣化が一番の原因。屋外保管時はカバーをかけるなどのケアが必要になってくる。クルマによっては専用設計のダッシュボードマットなどが販売されているのでそれを使うことで保護することができる。
フロアマット→マットは洗い方よりも脱水が大事
フロアマットは、質感向上と共に、振動や騒音軽減の役割も果たす。ナイロン、ポリエステルなどの化学繊維を中心に、ラバーや麻などもある。化学繊維は天然素材に比べて色あせや縮みが少なく、また使っているうちにすり切れることも少ないので、あまり気をつかわずに使用できる。ケア方法は、シートと同様、ホコリの除去と洗剤での洗濯。洗剤はシートと同じ家庭用の洗濯洗剤で十分。布団叩きでホコリを落としたら、洗濯洗剤で水洗い。そのまま日陰で干すだけでOKなので、簡単にケアできる。フロアマットは洗い方よりも、洗った後の脱水が大事。水分が残ったままで車内に戻すと、湿気が残りシート同様カビなどの原因となる。
ステアリング→レザーも樹脂もウエスで拭き上げるのが基本
ステアリングは一般には樹脂素材を基本に、革やカーボン、ウッドなどで加工するパターンが多く見られる。滑り止めの効果も考慮している部分だ。本革ステアリングは、染め上げたままの状態で使われているわけではなく、必ず塗装が施されている。つまり表面が合成樹脂であるというわけで、ビニールレザーのステアリングとケアの方法は基本的に同じで、ウエスで拭きあげることが基本。レザー部分は年に数回レザーケアワックスなどを使うと効果的。
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