メルセデス・ベンツ

クラシックカーは敷居が高い!? 維持の現実とは?【メルセデス・ベンツ】

クラシックカーというと販売価格が高いのはもちろん、維持に手間とお金がかかり、ちょっと簡単には手が出せないイメージ。クラシックに興味があっても不安なことばかり、一歩前に進めない人も多いのでは!? 今回そんな疑問を解消すべく、クラシックカーに詳しいメカニックに維持やメンテナンスについて聞いてきました。

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クラシックカーと聞くと維持が大変なんだろうとか、すぐに壊れるんじゃないだろうかって不安があると思います。だけど、例えばメルセデスのオールドモデルならそんなに心配することはありません。これがイタ車のクラシックなんかだったら別ですが、メルセデスなら理不尽な壊れ方はしませんし、手を入れてやった分だけクルマが良くなりますからね。パーツもまだ手に入りますし、日常的に乗れる数少ないクラシックカーではないでしょうか。
購入については、きっちりと整備されたコンディションの良い個体を買うのも良いと思います。かなりの値段になりますが、何と言っても安心して乗れますからね。ただ、ベースとなる車両を安く買って、コツコツと手を入れてゆくのも面白い。その場合に気を付けたいのが、ボディが傷んでるクルマを避けること、つまりサビが少ないクルマを選ぶことです。現代の技術ならサビたボディを直すことも可能ですから一概にダメとは言えませんが、やはり手間とお金の掛かる作業なのは違いありません。それから、中古車全般に言われていることですが、やはり内装が綺麗なクルマは丁寧に扱われた可能性が高いです。中古車選びでは外装のキズよりメカの調子を優先しろって言いますが、クラシックベンツでは機械はどうせ直していくものだし、ちゃんと直るのが良いところ。ボディと内装は直すとお金が掛かるので、よ~くチェックしたいです。

エンジンなどの機関系はとてもシンプルな構造なので、消耗品を中心に計画的にメンテナンスしていきたい。

手に入れてからの維持については、そりゃもちろん大金を投入してバシッと整備するに越したことはありません。でも、そういうことを言い出すと敷居が高くなってしまう。いっぺんに全部やろうと思わないで、計画性をもって少しずつ手を入れていくのが良いんじゃないでしょうか。金銭的にも負担が少なくなりますし、少しずつ良くなっていくのを楽しむのは、飽きずに長く維持していくための秘訣でもあります。
そのためにも重要なのが、適切なメンテナンスのプランを提案できるパートナーの存在です。古いメルセデスの整備実績が豊富なところって意外なほど少ないんですが、そういうプロフェッショナルを味方につけられたら本当に心強い。クラシックベンツも恐れるに足らず、ですよ。


今回、メカニックからの話を聞いてみて「維持できるかも!?」 と感じたのが正直な気持ち。実際、一般的なサラリーマンでもタテ目のメルセデスを維持している人は多数いる。加えて、日々の通勤にクラシックモデルを使っているという人にも出会ったこともある。そういった信頼できる主治医のような存在を見つけることもクルマ選び同様に重要なことなのである。

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ヘッドライトなどの外装パーツも手に入るのがクラシックメルセデスの凄いところ。他の国のクルマでは難しい場合が多い。

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