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アウディA3/A4/A6 ちょっとした工夫と洗車の仕方で愛車をもっとキレイにできる!

アウディオーナーにとって洗車は身近なことだと思いますが、これも立派なメンテナンスのひとつ。この記事では一般的な洗車の方法ではなく、愛車を隅々までキレイに、ピカピカにしたい人のために、見落としがちなポイントについて紹介します。
まず大前提として、濃すぎる洗剤はNG。汚れを綺麗に落としたいからといって、洗剤を大量に使うのは御法度。「綺麗にする=大量の洗剤を使う」という図式は大きな間違い。洗剤をスポンジに馴染ませてからスタートしましょう。それと、すすぎはしっかり行なうこと。これを適当にやると、残った泡によってまた汚れができてしまいます。そんな二度手間にならないためにも、すすぎは丁寧過ぎるくらいがちょうどいいです。でも、電気系パーツには絶対に水をかけないように気をつけましょう。
そして、何でもそうですが、忙しいからと焦って洗車すると、泡が残ったりボディに傷が付いてしまうことも。ゆとりを持って洗車を行なうことが成功への近道だと言えるでしょう。
この他にも見落としがちなポイントはたくさんありますので、ぜひ続きをご覧ください!

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目次

洗車はまず、汚れのひどいところから手を付けるのが鉄則。多くの場合は、ブレーキダストやタールなどがビッシリこびり付いたホイールから洗うことが一般的。その理由はいたってシンプルで、ボディをキレイにした後で汚れた部分を洗うと、その汚れが再びキレイにしたところに付着するためだ。短時間に手際良く洗車を行なう秘訣の一つがココにある。
ホイール洗浄の注意点は、キズの付きやすいブラシの使用は避けること。特に、メッキタイプのホイールは細かいキズが付きやすく、それが輝きを無くす原因となるので要注意。100円ショップなどでも販売されている、シンク用のネット付きスポンジなどがお勧めだ。また、 ホイールボルトの周辺を本気でキレイにしたいのなら、1本ずつ外してから洗うしかない。ホイールの洗浄は2回に分けて行なうことが効果的。まず4本のホイールを一通り洗浄したら、タイヤの半周分だけクルマを動かし、再びホイール洗いに着手する。これを行なうことで、1回目の洗浄では見えにくかった部分が明らかになり、キレイになっていない部分の見落としを防ぐことができる。この一手間が、輝く足元を生み出すコツでもある。
ホイール洗浄が終了したら、お次はドアの内側を洗う。ここも早い段階で洗っておかないと、後から汚れが染み出してしまう。使う道具は中性洗剤とネット付きスポンジのみで、ドアヒンジ周辺やセンターピラー、ステップ周辺の泥汚れと油汚れを入念に洗っておく。4ドア車の場合は、センターピラーの付け根あたりが汚れを見落としがちなポイント。前後のドアを開け閉めして、洗い残しのないように気をつけたい。また、可動部分や摺動部の洗浄後はグリスアップを行なっておくことが、愛車を長持ちさせることにも繋がる。
サビが発生しやすいドアの下側も、この時に洗っておく。水抜き用の穴が泥や油で詰まっていると、そこから徐々にサビが発生してしまう。割り箸や楊子などで汚れを掻き出し、水をかけて洗浄する。その後、水抜き穴にグリスアップを行なうようにしたい。
ドアの内側をキレイにしたら、次に洗う部分はエンジンルーム。とは言っても、エンジンルームの本格的な水洗いではなく、フェンダーとボンネットの隙間の汚れを除去していこう。枯れ葉や泥汚れを取り除くと同時に、水抜き用の穴もキッチリキレイにしておきたい。ドア下と同様に、この一手間でサビの誘発を防ぐことができる。
また、ボンネットヒンジ周辺はワックスの残りカスなどが残っていることが多いので、これも除去しておく。この汚れを落としておくことで、ボンネットとフェンダーのラインを美しく見せることに繋がっていく。
エンジン周辺をキレイにする場合は、乾いたウエスや軍手を使用して、コツコツと乾拭きを行なうか、速乾性のケミカルを使用して洗うのが無難だ。
エンジン周辺の清掃時にやってしまいがちな失敗が、バキュームホースを知らないうちに抜いてしまうこと。バキュームホースが抜けると、アイドリングが不安定になることもあるので注意が必要だ。

ホイールとタイヤに付着しているホコリや砂を、たっぷりの水でさっと洗い流す。タイヤから入念にブラシで汚れを落とす。ホイール部には柔らかいブラシを使うこと。※写真はメルセデス・ベンツ
ドアヒンジ周辺に直接水をかけて、泥や油汚れを洗い流す。ドア下も同様に行なう。スポンジはこまめに洗いながら使うこと。手の入りにくい部分は割り箸などを用いる。※写真はメルセデス・ベンツ

エンジンルームと同様に、トランクの周辺もキレイにしたら、いよいよ外装全体を洗い始める。 この時、ボンネットやルーフが熱い場合は(走行直後や直射日光などの影響で)それが十分に冷めてから水をかけること。ボディが熱いうちに水をかけると、すぐに乾いてシミを作る原因となるためである。このシミを取るには、コンパウンドを用いての磨き作業が必要になるなど、結構な時間と労力が必要になってしまう。かけた水は、拭き取る前に乾いてしまうとシミができやすくなるのだ。ボディが熱い時だけではなく外装全体を洗う場合には、乾く前に水をかけながら洗車することが、塗装面にダメージを与えないコツと言える。
洗車は上から下に向かって洗い、スポンジは汚れたらすぐに洗うこと。洗剤はそれまでと同様に、よく希釈した中性洗剤が良い。外装の汚れで見落としがちなところが、ドアミラーの付け根あたり。ホコリや砂がたまりやすく、放っておくと汚れが落ちにくくなる。ブラシなどを用いて、積極的にキレイにしておきたい部分である。
内装の清掃は、塗装面ほど神経質にならなくて良いが、とにかく根気が必要。プロは強力な掃除機やスチーム洗浄機などを駆使して取りかかるが、それでも楽な作業ではない。それを重々承知の上で、あえて効率良く車内をキレイにするなら掃除機はブラシでホコリを掻き出しながら吸い取ること。その場合の掃除機は、強力なほど望ましい。シートは素材を問わず、固く絞ったウエスで汚れを拭き取る。汚れがひどい場合は、よく希釈した中性洗剤を僅かにウエスに付けてから、拭き上げる。ダッシュボードやセンターコンソールなどは、艶出し剤を使う必要はナシ。シートと同様に、僅かな洗剤とブラシを用いて入念にブラッシングを行なう。後は固く絞ったウエスで拭き上げれば、自然な光沢のインパネとなり、古い印象を払拭できる。
ガソリンスタンドなどの洗車機は年々進化しており、昔なら洗車機はボディに傷が付く! なんて言われていたが、そうした手軽さゆえのデメリットは今では解消されつつある。そんな中で自分で洗車をするのは時間も手間もかかるが、やはりキレイになった愛車を見れば愛着が沸いてくるし、大切に乗っていこうという気持ちにもなってくる。ここで紹介したような見落としがちな部分にこだわりながらチャレンジしてほしいと思う。

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拭き取りを始めるまでは、常にボディが濡れている状態を保つように心がけたい。塗装面にタールや鉄粉が多くこびり付いている場合は、ネンドクリーナーを用いる。力は余りかけないこと。 ※写真はメルセデス・ベンツ
ダッシュボードは固く絞ったウエスで洗剤を拭き取る。ウエスはマメに洗いながら使うことが大切だ。シートは、隙間をブラシで掻き出しながら、掃除機でホコリやゴミを吸い取る。 ※写真はメルセデス・ベンツ

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