自動車業界は100年に1度の変革期にあるといわれ
近年の車には新しい新機能やEV化などが進んでいます。
そんな中
車の整備、カスタムに関係する専門用語がたくさん生まれてきました。
中でも代表的なものをいくつかご紹介させて頂きます。
目次
プログラミング&コーディング
この言葉は輸入車に対して使用することが多く、よく似た意味合いで使われることも多いですが、若干意味が変わっています。
プログラミングとはユニットに対してデーターを入力する作業の事です。
例えば新品のユニットを交換する際、ただ車に取り付けただけではユニットは起動しません。
起動させるには専用の診断機からデーターを入力する必要がある為、現代の車には必須の作業となっています。
また、ユニットを交換せずにデーター新しく書き換えることを「リプログラミング」とも言います。
一方、コーデイングとは車業界では「設定変更」というような意味合いで使われる事が多いです。
内容としてはヘッドライトのデイライト化、ナビやメータパネルのディスプレイ表示の変更、などメーカーや車種によって異なりますが、様々な設定を変更することができます。
輸入車の場合、もともとその車両に備わっている機能を輸出先の仕様に応じて機能制限をかけてあります。
その機能を呼び出したり、停止させることをコーディングと言います。
コーディングは、車両のユニットのデーターを書き換えます。
熟練のスタッフ、最新の機器を使用していてもダメージを与える場合やメーカーの保証が受けられなくなることもあります。
この作業はかなりリスクが掛かる作業です。
依頼する場合はしっかりと説明を受けて理解してから依頼するようにしましょう
エイミング作業
こちらは輸入車、国産車関係なく使用されます。
エイミング作業とは、ADAS(先進運転支援システム)のシステムが導入されている車に必要な作業で、
フロントガラス前方に取り付けられたカメラや、車両フロント部のミリ波レーダーなどの校正作業の事です。
この作業は、カメラやミリ波レーダーなどに不具合が発生したり、交換をする際に必ず行わないといけない作業で、
これを怠るとADASの機能が作動しません。
また、フロントガラスの交換やバンパーを交換した際にも必要になる場合があります。
作業パターンは、車種によって異なりますが動的エイミングと静的エイミングの2種類あります。
静的エイミングとは、車両を停止した状態で車種ごとに決められた位置に専用のターゲットを置き、車両に認識させる作業です。
動的エイミングは、実際に走行して行うエイミング作業です。
この作業には設備が整っていることや、専門の知識が必要になり、今後車検の項目に追加される予定です。
CAN(Controller Area Network)
CANは、車載通信や産業用途などで広く使用されるシリアル通信プロトコルの名称です。
通信プロトコルと聞くと車にどんな関係があるのか疑問に思うかもしれませんが、CANにより車は大きく進化しました。
1980年代にBoschによって開発され、その後広く採用されました。
CANは、複数のデバイスが同じバス上でデータを共有できるようにするための通信プロトコルです。
車の電子制御ユニット(ECU)やセンサー、アクチュエーターなどがCANを使用して相互に通信し、車の様々な機能を制御します。CANは信頼性が高く、高いデータ転送速度を提供するため、自動車業界や産業用途で広く利用されています。
これにより、車の配線を少なくすることができるので、軽量化の実現
または様々な機能を瞬時に制御することできるので、最適な運動性能や高い快適性を実現することができました。
ドイツ車では古くから採用されてきましたが、国産車では上級クラスの車の一部に使用されてきましたが、
近年の国産車でも広く採用されてきています。
車の機能向上する一方、一つの機能かエラーを検出するとメーター上に複数警告灯が点灯するといった事も起こります。
部品単体の金額が高くなってしまうというデメリットもあります。
まとめ
車産業が大きく変わっている中、車のメンテナンス、修理業界も変わってきています。
しっかりとした知識や設備が整った整備工場を見つけるという事も重要になると思います。
マイスターネットワークでは全国の輸入車整備工場の情報を掲載し、直接お問い合わせが可能です。
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