■撮影時に入庫していた1969年式のポルシェ911Eは、オーナーから「1年かかっても構わないからパリッと仕上げて欲しい!」と依頼を受けた車両。塗装の状態やインテリアからも大切に乗られているのが伝わってくる極上車両ではあるが、経年劣化によるオイル滲みや漏れは防ぎようのない症状。これらを隅々までチェックして、要望通りパリッと仕上げる作業依頼も多いとのこと。
■高年式の欧州車が入庫しているイメージがある同店だが、半世紀以上前のモデルが入庫することも多く、つい先日は1980年代のVWヴァナゴンも入庫していたという。各種テスターを完備して作業を進める高年式に対して、クラシックやネオクラシックモデルは経験や知識、そして技術力も求められる。エアフォルシェは最新の設備環境と熟練メカニックが揃っており、多くのファンが〝駆け込み寺〞として重宝しているのも頷ける。
▢ 車両を持ち込まなくてもチューニング可能
車種や年式にもよるが、エアフォルシェではコンピュータを取り外して郵送すれば、コンピューターチューニングを施して送り返す作業も行なっている。ちなみに写真のAMGは90馬力UPのチューニングを施している。予めレース仕様でマフラーを交換しているなどの情報を共有できていれば、独自のチューニングにも対応してくれる。
▢ マクラーレンにモジュールを取り付けて100馬力以上アップ!
コンピュータチューニングのみならず、各部センサーにモジュールを取り付けて100馬力以上アップを実現させるといった作業も得意。これを施工したユーザーによると、アクセルを軽く踏むだけで、期待以上の加速が得られるようになって、結果として燃費も向上したとのこと。ECUチューニングのノウハウも持つ同店ならではと言える。
▢ オイルクーラーからのオイル漏れをキッカケに重整備を開始
一生モノの愛車として手に入れた1969年式ポルシェ911E。オーナーさんが初めての車検時に、気になる所をパリッと直して仕上げて欲しいと依頼を受けたエアフォルシェ。過去にも重整備履歴はあるものの、その後7,8年は経過しており大切に扱っていても経年劣化だけは避けては通れない。追加作業でヒューズの総入れ替えや、シフトリング、ブッシュ類の交換などを施し、時間をかけて仕上げていく予定だ。
▢■ スーパーカーからクラシックカーまで幅広く対応 ▢■
ベントレーやGクラスなどのハイエンドモデルからCクラス、BMWのエントリーモデル、そして60年代のクラシックカーまで
様々なクルマが多数入庫するエアフォルシェ。年式問わず、どんな些細なことでも親身になって対応してくれる。
当時物のホイールがコンディションの良い状態で残っているだけでも価値あるナローポルシェ。メンテナンスがキッチリされているので、半世紀の時の流れを感じさせないほど美しい。
当時物のホイールがコンディションの良い状態で残っているだけでも価値あるナローポルシェ。メンテナンスがキッチリされているので、半世紀の時の流れを感じさせないほど美しい。