輸入車全般を取り扱う老舗の総合ディーラー
ブランド牛で有名な松阪の市街地から国道166号を西に少し外れた街道沿いに突然立派な社屋がどんと姿を見せたのが︑今年創業年の三協自動車工業︒マイカーがまだまだ一般に普及する前より、地元の自動車整備を担ってきた老舗のクルマ屋さんだ。
始まりは市内の別の場所で某国産ディーラーをオープン。その4年後に今の場所に移り、昭和年には帝人がインポーターを務めていた時代にボルボの正規ディーラーとしてこの地域を中心に信頼を得る。その後、輸入車全般を取り扱う総合ディーラーとして、新たな歩みを始め現在に至っている。
では、ドイツ車への知見はどうなのか?となるわけだが、ご心配には及ばない。長年メルセデスやVW、アウディなどを扱うディーラーで働いていたメカニックが整備を担当しているので、自身の経験値プラス、情報交換できる地元のドイツ車ディーラーとの繋がりも深いので、常にあらゆる情報のやり取りも頻繁にしている。そればかりか、ドイツ車以外の輸入車も整備するので、ドイツ車のいい部分がより見えてくるというのだ。取材したメカニックによると「整備している中で気付くことですが、フィロソフィとしてなのか、メルセデスは見えないところの作りが秀逸ですね。目視できない狭い裏の方に手を入れて作業をする際に、よくバリ取りの甘い部分で擦り傷を作ってしまいますが、メルセデスだけはそれは決してない。そう細かいところまで行き届いた配慮を感じますね。BMWやポルシェは、走る楽しさが乗ってすぐ伝わって来たりします」とのこと。