和歌山県の新宮と奈良県の五篠を結ぶ国道168号線沿い、世界遺産にも登録され緑豊かな山林と十津川温泉、谷瀬のつり橋など観光地として有名な十津川村のメインストリートに店舗を構えるオートラボ。
ラボとはラボリティ(研究・政策室)とラボール(お客様と心を通わす)の造語で、クルマを通してお客様と心を通わせることのできる「くるま工房」でありたいとの気持ちが店名の由来である。店舗のすぐ隣には霊場としても知られるパワースポット玉置神社へと誘う猿飼橋が架かり、十津川温泉と玉置神社の大きな看板が目印となる。
-
以前は少し離れた場所で営業していたが、JAFのカーレスキューとしても活躍する同社が十津川を訪れる輸入車オーナーを幾度となくレスキューするにつれて、ガソリンスタンドやコンビニエンスストアですら数キロ走らないと見つからない周辺の道路事情に懸念を抱く。そして、この地を訪れるドライバーたちが少しでも安心して十津川村を楽しめるようにと、4年ほど前に人目に付きやすい現在の場所へ移転したのだ。
しかし、地元住民の自家用車は9割以上が国産車。人口を考えても輸入車の絶対数はとても低い。それでも輸入車の修理やメンテナンスができるようにと、万全の体制を整えているには理由があるという。その一番の理由が十津川に訪れた観光客だ。アップダウンの激しい山道、タイヤが脱輪してしまったりトラックを避けようと側面をガードレールに擦ってしまったりといった運転中のトラブルはもちろん、バッテリー上がりやインキー、電子制御やセキュリティトラブル、さらにはガス欠などそのレスキュー例は多岐に渡る。
そんな中で、専用テスターがないと何も診断できない輸入車のトラブルを経験。絶対数は少なくても「輸入車に乗る観光客の皆さんにとって、十津川村が苦い思い出にならないように」と、コンピュータ診断機を導入すするきっかけになったという。
それは輸入車だけに特化した話ではなく、奈良交通から無料の送迎バスを利用して訪れた観光客が、バスやタクシーを利用しないとなかなか周れない十津川村周辺の観光スポット巡りを、安全・快適・格安に行なえるようにと1日3000円で貸し出しするレンタカー事業を展開する。
近年、高速道路の延長やトンネルの開通が急ピッチで進められており、今後ますますクルマで訪れる観光客は増えてくる。遠方で起きたクルマのトラブルほど不安なものはない。そんな不安を拭うべくオートラボは万全の体制で、十津川村を訪れるドライバーたちを全力でサポートしているのだ。
-
-
最近多い修理事例
オートラボはこんな工場!
広大な整備スペースを有しており、中型トラックや乗用車、軽トラックなど様々な車輛が入庫する同社。オイル交換やタイヤ交換などと言った軽作業からエンジン、ミッションのオーバーホールまで対応。
国産ディーラーの店舗が周辺に無い十津川村では、同社がディーラーから依頼を受けてリコールが出た車種の無償修理を行なうことも多い。それはディーラー同等の経験と技術、知識を有する証でもある。
いくらメカニックの経験や技術が優れていても、コンピュータの内部を診断するにはテスターが必須。同社では国産・輸入車問わず様々な車種に対応するテスターを完備している。
十津川村へ訪れた際の車両トラブルはラボへ!
大型連休やお盆、正月でなくとも近年フレックス制休暇や各種サービス業などで、平日週末を問わず観光へ訪れるドライバーが多い昨今。訪れた先で急にエンジンがかからなくなったり、険しい山道に慣れていない市街地中心のドライバーによる脱輪、接触など、事故やトラブルを起こってしまった時に頼れる整備工場があるのはありがたい!オートラボはJAFとして近隣で起きた車両トラブルのレスキューに向かう他、自社ですぐに解決できる修理は、可能な限り対応してくれる。十津川村へ訪れる際は電話番号を控えておくことをお勧めする。