例えば車検で預かった車両にエクボや線傷が付いていた場合、クイック塗装で修正したり、日頃の何気ない会話の中で、車内の汚れや臭いを改善したいというニュアンスの言葉を覚えておいて、何かの作業で預かった際にルームクリーニングを施工したりと、とにかくユーザー目線で、自分だったらコレをしてもらったらうれしいと思えることを常に詮索しながらユーザーと接しているのだ。
この体制は創業当時の苦い思い出がきっかけだ。1998年創業当時、ユーザー車検や代行、格安車検が流行すると共に近隣の整備工場はこぞってその体制に変更していったという。一方で大手格安車検には太刀打ちできないルーキーだった同社が、他社とは異なる独自のスタンスで個性を出していこうと取り入れたのが、このサービス+1である。また当時、輸入車を診る整備工場が近隣にほとんどなかったこともあって、輸入車ユーザーの力になれれば……と専用テスターや輸入車に特化した設備の充実にも力を注いでいったのだ。
その根本は「クルマのことで困っている人を何とかしたい!」ということから始まっており、その進化系として+1のサービス提供が始まる。次々と現行モデルへ乗り替えるばかりが輸入車のステイタスとは限らない。ユーザーの愛車が上機嫌で、自身も快適。その手助けをすることが同社の存在意義なのである。