FEATURE 輸入車整備特集

ウチの強みはココ

地域密着の安心サポート体制で
快適なドイツ車ライフをお手伝い

石川県 | アウトバーン
FACTORY DATA
アウトバーン
所在地 石川県七尾市飯川町く部67
電話 0767-57-8800
HP http://outobahnishikawa.net/
営業時間 9:00~20:00
定休日 日曜日
車検基本料金 問い合わせ円
代車 有り(無料・要予約)
得意なメーカー メルセデス・ベンツ、BMW、VW、アウディ

次を見据えた
着実な整備作業を施す

 石川県能登地方の中心都市である七尾市にて輸入車販売と整備を一貫して手掛けるアウトバーンは、創業から24年を迎える地元重視の自動車販売店だ。現在は2代目の小林代表が指揮を執るフレッシュな雰囲気が好印象。取材に訪れた際も、ピットには整備や車検で入庫しているドイツ車があった。
 場所柄、輸入車のニーズや扱う専門店が少ないとはいえ、マイナーなニーズにも応えてくれる専門店が地方にも存在している点はドイツ車に乗る者にとって大きな安心に直結する。アウトバーンは創業当時から輸入車を扱っているので、地元でもその存在は知られている。都心の輸入車専門店とは少し異なるコンセプトでユーザーをフォローしているのだ。

  • ピット内にはリフトが2基を完備。
  • ドイツ車の各メーカーに対応するコンピュータ診断機を揃え、万全の整備体制。
  • 指定整備工場なので車検を受けることも可能。
  • 整備事業のほか、メルセデス・ベンツやBMWを中心とした中古車販売も行なっている。コンディションにこだわった良質なクルマを厳選している。
 取り扱う車種は、店頭の中古車販売の在庫を見ても分かるようにメルセデスやBMWを中心に、アウディ、VWとドイツ車全般に渡る。
 取材時にピットに入っていたVWパサートは車検で入庫中で、ボンネットを開けてエンジンルーム内を入念に覗き込んでいるメカニックの姿があった。聞くと、燃料ホースのゴムホースにヒビ割れがないかをチェックしているとのこと。トラブルを防ぐために原因となる兆候を事前に把握し、経年劣化する部分を先に見つけ出しておくことが重要とのこと。同社では、トラブルの前に原因から取り去ってしまおうというスタンスで整備を行なっているのだ。ゴムホースなどの交換が発生する場合には、ユーザーに承諾を求めたうえでの交換となるのはいうまでもないだろう。
 最近の修理事例としては、BMW全般の車種で発生しているエンジン回りの冷却水漏れとオイル漏れへの対応が挙げられるという。最新のコンピュータ診断機を用いても、対象部品の交換後すぐには解決しない事例もあるようで、そこは長年の経験とノウハウをもとに解決している案件もあるとのこと。このあたりは創業から20年を迎える専門店ならではの強みだといえるだろう。
メルセデス・ベンツ、BMW、VWに対応する最新式のコンピュータ診断機をピット内に完備。石川・能登地方ではここだけともいえる診断機ゆえに、地元でドイツ車に乗るユーザーにとっては駆け込み寺的な存在でもある。

 アウトバーンはかつてVWのサブディーラーを経験していた時期もあったので、使用する消耗品やオイル類は純正に近いものを使うようにしているという。リーズナブルに値段以上の価値を提供できるように、社員一丸となって取り組んでいる。
 能登地方では唯一の専用テスター完備の輸入車専門店として、幅広い世代のドイツ車の整備を手掛けてきた。創業時からのメカニックも在籍しているので、古いVWビートルの整備や空冷エンジンのオーバーホールなどにも対応。専用テスターが必須の高年式からクラシックまで、オールジャンルのドイツ車の整備体制を整えている。

  • VWパサートのエンジン回りを入念に点検。探っているのは燃料ホースのひび割れだ。経年劣化でひびが入ると燃料漏れにも繋がるため、オイル交換などのついでにチェックするようにしたい。
アウトバーンの2代目代表であり、メカニックでもある小林さん。先代が輸入車専門で扱っていたことも影響してか、パワーのあるドイツ車がお気に入り。自身がクルマを選ぶ際のポイントにもなっているほど。
最近多い修理事例
代表モデル:M・Benz&BMW
1 冷却水漏れ
年式を問わず、BMWで発生している冷却水の漏れ。車種にもよるが、ラジエターホースとの付け根などからよく発生している事例なので、整備や点検をする時にはチェックしておきたい部分である。
2 オイル漏れ
メルセデスやBMWに限らずタペットカバーパッキンやオイルフィルターハウジングからのオイル漏れは多い。オイル漏れを放置しておくと新たなトラブルの原因に繋がるので早めに対処しておくこと。
3 タンブルフラップレバー
メルセデスのM272型エンジンに多いのがタンブルフラップレバーの破損。インマニごとの交換が一般的だが、社外のタンブルフラップレバーの対策品を使えば、部分修理で解決できる。

タンブルフラップに小さなクラックが入ったことでエンジンチェックランプが点灯。アルミ製の社外品を使えば単体で交換できる。

ラジエターの繋ぎ目にクラックが入ることで発生する液漏れ。液漏れ箇所を見つけ出し修理で対応することも可能。

地元重視のアットホームなスタイルのお店
ドイツ車を中心とした輸入車を扱う傍ら、軽自動車をはじめとした国産車も扱うアウトバーン。輸入車のニーズが多くはない地域ゆえ、オールジャンルの車両を取り扱う販売店も少なくない。それでも創業当時から輸入車をメインにしているアウトバーンなので、店舗横には厳選した中古車を常時展示販売しているなどドイツ車の販売に力を入れている。一方、店内は明るく開放的な雰囲気で広々としている。店内の一角にはキッズスペースが設けられていて、子ども連れでの来店にも対応。フレンドリーな接客も印象的だ。
店内の一角にはキッズスペースを用意。整備・点検などでの来店時、退屈してしまう子供と一緒でも遊びながら過ごせる。