メンテナンスに使用する部品は基本的には純正部品をお勧めしているが、信頼できるOEMパーツもトラブルによって使い分けている。また、土地柄トラックの整備を受けることが多いという。近年ではトラックの構造も進化し電子制御化が進んでいるが、分解して整備しなければならない部分など、昔ながらの整備を必要とすることがあるという。こういった技術は一般車両にも生かされており、とくにディーゼルモデルの整備は得意分野となっている。
ウエノ自動車に入庫してくるのはドイツ車が中心。メルセデス・ベンツについては専用テスターを完備しているから高年式モデルでも対応できる。また、汎用テスターも充実しており、高性能のスキャンツール「ジースキャン2」や国産、輸入車問わず幅広く診断できるのが特徴となるオーテルマキシシスを用意している。専用テスターに加えて、汎用テスターを組み合わせることによって素早く、確実な診断を実現しているのである。
メカニック2名のこじんまりとした工場だからこそ、ユーザーとの距離が近く相談しやすいのがウエノ自動車の強みだと言える。